BibTeXの導入・設定

BibTeXとは?

BibTeXは,latexにおいて,データベースから必要な参考文献を読み出し,必要に応じたフォーマットの参考文献リストを作ってくれる便利な代物です.
BibTeXが無ければ,

という面倒くさい作業が待っています.BibTeXは,こんな作業から解放してくれる素敵な存在ですw



おおまかなBibTeXの動き

まず,おおまかなBibTeXの動きをまとめておきます.
どんなファイルが必要か分からないと導入も何もないと思うので.

めちゃめちゃかいつまんで言えば,こんな感じですw

BibTeXに関しては,次のページが(導入も含めて)わかりやすいと思います.ぜひ一読を勧めます↓
武田史郎: 経済学でBibTeXを使う



BibTeXの導入方法

"bibtex"とgoogle検索すると,それこそ星の数ほどのサイトがヒットすると思います.
そこを見てね♪と言えばそれでおしまいなのですが,一応自分でもまとめてみました.
あくまで,「使えるようにする」だけの紹介ですので,細かい仕様などに関しては自分の手で調べてみてください.
(僕もまったく詳しいわけじゃあないですので…)


1.BibTeXをパソコンに入れる

…といってももう入っていますw
今は,「自動インストーラ」でLaTeXを入れる方が多いと思うのですが,その場合,必要なパッケージは導入済みのはずです.


2.参考文献データベースを作る

これがないと,BibTeXは動きません.のでこいつを作りましょう.
入力の形式は色々とあるのですが,ここではとりあえず,

「参考文献のラベル(自分で名前をつける)+文献情報(論文の題名・著者…etc.)」

の形式でデータベースの項目を作る,ということを頭の中に入れておいてください.

とりあえず,BibTeXを動かしてみたい!という方は,bibtest.bibを保存してください.
保存場所は,texをインストールしたフォルダを表示して,...\texmf\bibtex\bib です.
保存場所を間違えると読み込んでくれませんので,気をつけて.
(設定をすることで,保存場所を変えることは可能です.武田先生のHPを見てみて下さい. →下に設定方法を記しました!(2009.02.17))

詳細なデータベースの項目に関しては,次のHPが有用だと思います.

BibTeX 活用術

今後,皆さんがBibTeXを使う際は,自分用の参考文献データベースを作っておくのを忘れないでくださいね.
面倒くさい気もするかもしれませんが,一度作ってしまえば使いまわしがききますので.


3.Latexをコンパイルする

いよいよBibTeXを動かしてみましょう.
とりあえずBibTeXを動かしてみたい!と言う方は,bibtest.texを保存します.
以下,bibtest.texがCドライブのlatexというフォルダに保存してあるとして話を進めます.

Windowsのスタートメニューから,コマンドプロンプトを起動して,次の""の中の通り入力してください.
(全て半角.スペースも下のとおりに入力.それぞれ最後にEnterを押してください.)

  1. "cd c:\latex" と入力
  2. "platex bibtest" と入力
  3. "jbibtex bibtest" と入力
  4. "platex bibtest" と入力
  5. "platex bibtest" と入力

これで,c:\latexのフォルダを開いてみてください.bibtest.dviができていれば成功です.

※上のコマンドでは,(BibTeXではなく)jBibTeXを用いています.
  BibTeXは英語にしか対応していないのに対して,jBibTeXならば日本語文献にも対応できます.
  英語文献に関しても,jBibTeXはBibTeXと互換性があるので,常にjBibTeXを使って特に問題ない,ということです.

コマンドプロンプトからコンパイルするのは面倒くさい!という方は,
普段自分で使っているであろうテキストエディタでもコンパイルできると思います.
設定方法は,それぞれのエディタの解説ページを参照してください.



参考文献リストのフォーマットを変えたいときは

上の作業で,(j)BibTeXが使えるようになりました.
しかし上で出力した参考文献リストは,自分の所望のリストのフォーマットになっていないかもしれません.
このような場合は,指定するbstファイルを変えることで,異なるフォーマットにすることができます.

bstファイルの入手方法は,次のいずれかです.

自分でbstファイルを作るのは,簡単とは言い難い面があると思いますので,
ここでは配布されているbstファイルを使うことを考えてみます.

例えば,"AER(American Economic Review)"の文献リストの形式にしたい,とします.
AERの文献リスト形式のbstファイルはaer.bstとして配布されています.
このファイルを,...\texmf\jbibtex\bstの下に保存してください.
次に,bibtest.texを開いて,\thebibliography{jplain} を \thebibliography{aer} へと変更,保存します.
あとは,上のコマンドプロンプトの命令を入力して,コンパイルしてみましょう(コマンドはまったく一緒です.).
これで,AER仕様の参考文献リストが出来上がったはずです.

※CTANには,economic.zipに,多くのbstファイルがまとめられています.
  economic.zipを,...\texmf\jbibtex\bstの下に保存,解凍すれば,いろんなbstファイルを使えるようになります.

なお,自分でbstファイルを作ってみようという方は,BibTeX活用術のHPが助けになると思います.

UbuntuとBibTeX

なぜかubuntuだとなかなかうまくいきませんね….
フルパス指定しないとbibファイルを読んでくれないとか,bstファイルをどこに置けばいいのやら…とかとか.
もっと精進しますw以上,グチでした♪

ubuntuでもbib, bstファイルの設定を終えることができました!
以下,bibファイル,bstファイルを標準の置き場所以外のところに置きたい方用の説明となります.

例えば,bibファイルは「c:\bib」に保存したいと仮定します.
このときは,環境変数"BIBINPUTS"を設定します.

Windowsの場合は,[マイコンピュータ]→[右クリックでプロパティ]→[システムのタブ]→[環境変数]
と進んで,

と設定してください.

Ubuntuの場合は,~/.profileファイルの中に,次の記述を加えてください.
「export BIBINPUTS=~/bib」
(この場合,ユーザのhomeフォルダ直下のbibフォルダにパスが通る)

※bstファイルに関しては,環境変数を「BSTINPUTS」と変えてください.
その他の設定は全く同様です.

※ubuntu7.04から,環境変数は.bashrcではなく,原則.profileに書き込むように変わったらしいです.
これが今まで上手くいかなかった理由だったんですね…
こういうのって,理由が分かっちゃえばあっけないですよね.
まぁ,このページ書いてから半年以上経ってるわけですが…(泣)


PC環境のページへ
Back to Top

This site is made by Real.
E-mail: really517 (atmark) gmail.com